「剪定した切り口って、そのあとどうなるの?」
「まとめて切ることになったけど、切った枝は捨てるしかない?」
私も同じ疑問をずっと持っていました。
じつは3年半前、このブログでウンベラータを剪定して挿し木にした記事を書いています。
今回、住んでいるマンションが大規模な改修工事に入ることになりました。
工事のあいだ、ベランダの植物を一度ぜんぶ避難させる必要が出てきたんです。
そこで「せっかくなら」と、3年半ぶり2回目の剪定に踏み切りました。
切ってみて分かったのは、前回の答え合わせと、白い樹液の意外な落とし穴でした。
- 剪定した切り口が3年半でどう変わるのか(実物で答え合わせ)
- ウンベラータの白い樹液を「洗ってから挿す」理由と手順
- メネデール・ルートン・菌根菌の正しい使い分け(3つの場面別)
- 工事や模様替えで植物を整理するとき、切った枝を捨てずに増やす方法
きっかけは大規模改修。ベランダを一度カラにすることに
今回の作業日は2026年7月4日。
マンションの大規模改修工事のため、ベランダと室内の植物を一度すべて動かすことになりました。
じつはこのウンベラータ、前から気になっていたことがありました。
上の1本だけがぐんぐん大きく伸びて、下の枝の成長がすっかり遅れていたんです。
全体の枝のバランスを整えるには、伸びすぎた枝を切るのがいちばん。
ちょうど工事にあわせて植物を整理するので、そのタイミングで剪定することにしました。


今回切ったのは、ウンベラータ1本とシェフレラ1本です。
そして切った株と枝は、行き先を決めて仕分けしました。
・実家へ…ウンベラータの挿し木+シェフレラの挿し木(切った枝を水に挿す)
・空き部屋へ…ウンベラータの元株(切ったあとの本体)
切った枝を捨てずに挿し木にすれば、株が増えます。
「整理のついでに増やす」。これができるのが、剪定の楽しいところです😄
3年半前に剪定した切り口は、どうなっていた?
まず見てほしいのが、前回の答え合わせです。
3年半前、私はウンベラータの先端を剪定しました。
そのときの記事がこちらです。
【ウンベラータの剪定挿し木】初心者でもできる手順はこちら

結論から言います。
剪定した切り口の近くから、複数の枝が分かれて伸びていました。

これは前回の記事で書いた「剪定すると枝分かれして樹形が豊かになる」の答え合わせです。
1本だった枝が、切ったことで数本に増えていました。
植物には頂芽優勢(ちょうがゆうせい)という性質があります。
これは「てっぺんの芽が優先して伸び、下の芽は眠っている」という仕組みのことです。
てっぺんを切ると、眠っていた下の芽が目を覚まします。
だから切り口の近くから、新しい枝が何本も出てくるんです。
「剪定=かわいそう」ではありません。
剪定は、株を枝分かれさせて豊かにするための作業。これは実物で確認できました。
2回目の剪定。ハサミは火であぶってから使う
答え合わせができたので、いよいよ2回目の剪定です。
ウンベラータ1本とシェフレラ1本、それぞれ思いきって切っていきます。

ここでひとつ、私がいつもやっていることがあります。
それはハサミの刃を、切る前にライターの火で軽くあぶることです。

刃に雑菌がついていると、切り口から菌が入ることがあります。
火であぶれば手軽に消毒できるので、私はこの一手間をおすすめします。
火を使うのが不安な人は、アルコールで刃を拭くだけでもOKです。
大事なのは「切り口を清潔にたもつ」という考え方です。
【今回の目玉】白い樹液は、洗い流してから挿す
ここが今回いちばん伝えたいポイントです。
ウンベラータを切ると、切り口から白い樹液(じゅえき)がにじみ出てきます。

ウンベラータはフィカス(イチジク)の仲間です。
この白い樹液を、切り口にそのまま固まらせてはいけません。
固まった樹液は、切り口に「フタ」をしてしまいます。
フタができると水を吸い上げにくくなり、発根(根が出ること)の率が落ちるんです。
だから私は、樹液が止まるまで水で洗い流してから水に挿します。

洗い流すと、こんな良いことがあります。
・切り口にフタができず、水を吸いやすくなる
・挿した瓶の水が濁りにくく、腐りにくくなる
ひとつ注意です。
この白い樹液は、人によっては肌がかぶれることがあります。
心配な人は、手袋をつけて作業してください。
目や口に入らないようにも気をつけましょう。
この「樹液を洗ってから挿す」ひと手間は、熱帯植物の園芸家・杉山さんのYouTubeで知りました。
実際にやってみて、水がきれいなまま保てるのを実感しています😄
水挿しのセットと「メネデール・ルートン・菌根菌」の使い分け
洗い終わったら、いよいよ水に挿します。
ウンベラータとシェフレラ、それぞれ瓶に挿してラベルをつけました。


ここで多くの人が迷うのが、発根を助ける道具の使い分けです。
メネデール、ルートン、菌根菌。名前は聞くけれど、どれをいつ使うのか分かりにくいですよね?
まず、それぞれが何なのかを整理します。
- メネデール:二価鉄イオン(にかてつイオン)の活力剤。発根を後ろから支える「サポート役」で、植物ホルモンではありません。
- ルートン:オーキシンという植物ホルモン系の発根促進剤。切り口に直接ぬって、発根そのものをうながします。今回は使っていません。
- 菌根菌(きんこんきん):植物の根に住みついて、土の中の水分や栄養を集めて根まで届けてくれる有用な菌。だから「根がある株」にしか働けません。
ここが今回いちばん誤解しやすいところです。
菌根菌は、根がない挿し穂の水に入れても発根は早まりません。
菌根菌は根に住みついて働く菌なので、そもそも根がないと力を発揮できません。
しかも水の中では定着しにくいので、挿し木の瓶に入れてもムダになりがちです。
そこで、場面ごとに使い分けます。
私の使い分けはこうです。
- 1.発根するまで:メネデール(本来はルートンを切り口にぬってから水に挿すのが王道です)
- 2.発根したあと・植え替えのとき:菌根菌
- 3.切ったあとの元株のケア:菌根菌を水やりに薄めて使う
発根までの水には、活力剤を少しだけ足しています。
発根のサポート役として、メネデールのような二価鉄イオンの活力剤が使えます。

ここでメネデールを紹介します。
二価鉄イオンの活力剤で、挿し木や植え替えのときに水に薄めて使えます。1本あると長く使えて便利です。
そして、切ったあとの元株には菌根菌を使います。
私が使っているのは「生きてる肥料」という液体の微生物資材です。

元株には根があります。
だから水やりのときに薄めて使うのは、菌根菌の正しい使い方です。
薄め方は、メーカーの表示にしたがって土に使うときは300〜500倍にしています。
すでに元株の水やりに使いはじめました。
ただし正直に書きます。
この製品には「観葉植物に効く」「発根に効く」といった記載は、メーカーの案内には見当たりませんでした。
だから今の時点では、効果があると断言はしません。
実際にどう育つかは、後編でじっくり検証します。
仕分け完了。あとは根が出るのを待つだけ
こうして、剪定と仕分けが終わりました。
挿し木は実家の窓辺へ、元株は空き部屋へ。それぞれ落ち着き先が決まりました。

今回の作業で、読者のみなさんにお伝えしたいことをまとめます。
- 剪定した切り口の近くからは、枝が分かれて増える(3年半で実証)
- ウンベラータの白い樹液は、洗い流してから水に挿す
- 菌根菌は「根がある株」に使う。挿し穂の水に入れても発根は早まらない
この3つを知っておけば、工事や模様替えで植物を切ることになっても大丈夫。
切った枝を捨てずに増やし、元株も元気にたもつことができますよ😁
後編予告:根は出るのか?菌根菌の出番はこれから
ここまでが前編です。
大事な検証は、じつはこれから始まります。😄
後編では、こんなことを追いかけます。
- 水に挿したウンベラータとシェフレラから、ちゃんと根は出るのか?
- 発根したあと、鉢に植え替えるタイミングで菌根菌を投入
- 菌根菌を使った株と、そうでない株で育ちに差は出るのか?
菌根菌の本当の出番は、根が出て植え替えるときです。
その検証は後編の宿題として、しっかり答えを出します。
あなたも植物を切ることになったら、ぜひ「洗ってから挿す」を試してみてください😄
切った枝が根を出す瞬間は、何度見ても嬉しいものですよ🪴
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この記事は一部AIの補助を受けて作成しています。体験・写真・判断はすべて筆者本人によるものです。

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