最近デパートやいろんな店舗で見かけるあるウンベラータって、くるっと枝を曲げたり左右の枝のバランスが絶妙にカッコ良くて、置いてある空間がとってもオシャレになりますよね😄
うちの部屋もあんな風にお洒落空間にしたいなぁ〜と思いお迎えしたウンベラータなんですが…
枝の先端しか発芽せず、樹形がオシャレにならず微妙なんですよね… 🥲
購入から3シーズン目に入った今年、思い切って樹形を変えてみようと考え、剪定に挑戦してみました😳
剪定って怖い?でも大丈夫。ウンベラータは意外とたくましい!
「剪定って難しそう」「切ったら枯れるかも…」
私も最初はそう思っていました。でも、やってみると意外と簡単で、むしろ楽しい作業でした😄
切ったあとから新芽が出てくるのを見たときは本当に感動!
それに、切った枝を挿し木にすると2株目を育てることもできるんです🌱
初めての剪定は不安があって当然です。
でもウンベラータはとても丈夫で、きちんとポイントを押さえて剪定すれば枯れたりしませんよ。😄
今回は、私の体験をもとに剪定から挿し木までを、分かりやすく解説していきます😊
挿し木の成功率を考え剪定は梅雨前
剪定は切り落とすだけなので真夏と真冬以外なら、いつでも大丈夫なのですが、今回は挿し木の成功率もあげたいので
6月にすることにしました。🙂
ウンベラータの生育温度は5〜35°、最適成長温度は18〜30°です。
私住む熊本(九州中央域)が18〜30°の最適成長帯になるのは6月以降になります。
剪定で出た枝(挿し木)が発根する期間を考え(6月13日)にしました。
挿し穂から発根までの一般的な日数は平均20日くらいなので、次のような計画を立てました。
・剪定はウンベラータが本格的に成長始める6月以降にして、元株の回復と挿し穂の発根を考慮する。
・20日間観察して、十分な発根量になったら鉢に植え替える
計画通りにいけば、年内に剪定した元株には新枝が出てきて、挿し木からも新芽が伸びて大きくなるという計画です😄
剪定や植替えに適した時期を把握するには、育成環境の温度変化を詳しく知っておくことが、ガーデニングを長く楽しく続ける上でとても大切になるので、温度計(室温時計)の設置をオススメします。
室温時計については、別記事を参照してください。

実録:ウンベラータを選定した流れとその後

剪定(枝の切り取り)

🗓️6月13日、いよいよ剪定挿し木作業を行っていきます😄
・作業前に↓を考慮しました🤔
- 切る場所は思い切って樹高の半分くらいに
- 切り落とした挿し穂は、切り口の乾きを防止するため水を溜めた容器を予め用意する。
- 挿し穂の発根数を多くするために、切り口を斜め切りにして切り口の面積を大きくする。
元株の切り口は自然乾燥で大丈夫ですが、切り口の保護や雑菌の予防にトップジンを塗ってあげると安心です。
・剪定後の元株の水やりは少なめに!
剪定後の元株への水やりは、調整が必要です。
葉が少なくなったり、無くなると葉からの蒸散が減り、剪定前と同じ量で水やりしてしまうと鉢内の水を処理しきれずに根腐れを起こしてしまうことがあるので注意しましょう。
水やりのタイミングは、鉢を持ち上げてスッと軽くなってからです。

🗓️7月22日、剪定15日後、新芽と枝が大きくなりました😄
新芽が出てきた時の写真を取り忘れてしまいましたが、
新芽が出た瞬間は、もう〜 とても嬉しいですね😆
このまま温度管理と水やり管理を続けます。
- 元株の新芽はまだ柔らかく、急な環境変化に対応出来ないので、早く大きくしようとして窓に近づけたり育成場所を頻繁に移動しないようにしています。(直射日光と温度変化)
- エアコンや扇風機の風は直接当たらないように、一旦壁に当て循環した風にしています。
新芽がでてきたら根も成長しているので、ハイポネックス(液肥)2000倍水で肥料を与え始めます。

🗓️9月22日、枝が更にのびました。
頂芽優勢というのでしょうか…
最頂部に枝が集中しています😳

🗓️2023年3月24日、枝葉がしっかりしてきました。
最長部の枝が多くごちゃごちゃしているので、全体のバランスを考え切り落とす枝を選んだほうが良さそうです。😁

🗓️2023年11月9日、伸びた枝の色が白くなり安定成長してきました。最頂部の枝は数本切り落としました。

🗓️2025年7月22日、理想的な樹形になってきました😊
初めての剪定はちょっと怖く感じますが、正しくやればウンベラータもしっかり応えてくれます。
・明るい場所に置く(直射日光は避ける)剪定後しばらくはレース越しの室内で育成
・水やりは控えめに
・最低気温は20°以上に
・頻繁に移動しない
・肥料は芽が出てから薄く液肥から
次は、切った枝を使った「挿し木の楽しみ方」をご紹介します。😄
挿し木(挿し穂)

剪定で切った枝(挿し穂)は、すぐに水に浸けます。
切った挿し穂の切り口から出てくる白い樹液は、溜めた水の中でクルクルと洗い流してからキレイな水を入れた別の容器に浸けると、発根率があがりますよ。
剪定後の挿し穂は、大きな葉は切り取り小さな葉を3枚ほど残し、残した葉の半分を切りました。
挿し穂は水をうまく吸い上げられないので、葉から蒸散する水分が多くなると水不足で枯れてしまいます。葉が大きい場合は、葉を半分に切り落とします。
(半分以上は切らないでください!光合成が出来ず発根が遅くなります)
浸ける水に、リキダスやメネデール(活力剤)を入れると更に発根しやすくなります。
発根している!
剪定から20日目、ようやく発根してきました。👀

ホッ 🥹
発根してこない期間も葉は少しずつ成長していたので、元気なんだろうなぁと思っていましたが
なかなか根らしきものが出てきてくれず、不安になってきていたので心からホッとしました。😌

挿し穂の水は減った分だけ補充してください。濁った水をキレイな水に全替えすると、水替えの環境変化がストレスになり発根しづらくなります。

葉と根を毎日観察しましょう
植え替えます
剪定から60日、十分に発根したので鉢に植え替えます。🪴


土の配合は毎日水やり出来るような水捌けの良い土にしたいので
観葉植物専用の土を7:鹿沼土を3を配合した土にしました。
ジャバジャバ水やりしてもサァーっと染み込み鉢底から、水がスゥ~っと出てくる感じです。💧
鹿沼土は多肉植物や他の植物を増やす(挿し穂、葉押し)時の土に使えるので、常備しておくと重宝しますよ。


写真は、剪定した元株(左)、挿し木株(左から3番目)です。
鉢植えする鉢の大きさは、大きすぎると水はけが悪くなるのでなるべく小さいサイズを選んでください。
目安は、風で倒れないくらいの土が入る鉢のサイズです。(挿し木の大きさでサイズが変わります)
挿し木した3本中、2本が成功
今回の挿し木は3本中、2本成功しました。
初めての挿し木で3分の2の成功はなかなか良いのではないでしょうか。^o^
てか、そもそもにウンベラータの生命力が強いから出来ただけなんですが….😅
ウンベラータの楽しさ:魅力
ウンベラータは、ただ「育てる」だけじゃなくて、手をかけるとどんどん表情が変わっていくところが魅力のひとつです。
とくに、剪定は、「切る=リセット」ではなく、植物と一緒に”立て直す”プロセスだと思っています。😊
剪定で気づく、植物のたくましさ
剪定でバッサリ切ったあとも、しっかり芽を出して、
ぐんぐん成長していく姿を見ると、生命力の強さに驚かされます。😳
日々のちょっとした変化が楽しくなり、
「今日は芽がどのくらい伸びたかな?」と、
植物を眺める時間がどんどん増えていきます。
部屋の雰囲気が変わるのも楽しい!
剪定して形が整うと、部屋の空気もなんだか整った感じになります。
鉢をお気に入りの場所に置き直して、新しいインテリアの一部として楽しみましょう。
植物がイキイキすると、なぜか自分も元気になります。
ウンベラータと暮らしていていると、そんな小さな発見がたくさん見つかります😊
最後にひとこと
もし「剪定って怖いな」と思っている方の、背中をそっと押せるきっかけにこの記事がなれば嬉しいです。😊
あなたのウンベラータも、きっと素敵に育ちますよ。
ウンベラータの挿し木、ぜひ皆さんも挑戦してみて下さい。😄


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参考書籍
・観葉植物パーフェクトブック
みなさんの植物ライフがもっと楽しくなるように、実験や失敗から学んだリアルなな記事を今後も投稿していきます。😁
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