【初心者向け】ベランダガーデニングを始める前に知っておきたい5つのこと

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この記事は、これからベランダでガーデニングを始めたいと思っている方に向けて、まずは知っておきたい基本のポイントをやさしく紹介していきます。

ベランダでガーデニングを始める場合、広さや向き(方角)によって環境が大きく変わります。そのため天候や周囲の影響を受けやすく、ベランダ特有の基礎知識を身につけておくことがとても大切です。

この記事では次のようなことがわかります
  • ベランダ特有の環境条件の把握
  • 初心者向けの育てやすい植物
  • 水やりの基本
  • ベランダガーデニングに必要な道具
  • 賃貸マンションで気をつけること
目次

【ベランダの環境を確認しましょう】

ベランダで育てている植物全体写真

植物を選ぶ前に、まず自分のベランダの環境を知ることが大切です。特に注目すべきポイントは以下の4つになります。

  • 陽射し:育てる植物ごとに求める光の量がちがいます
  • :空気の流れは植物育成にとても重要になります
  • :雨水が自然にかかるかどうか
  • 温度(ベランダ温度):ベランダの向き・階層・季節・時間帯で変化します

陽射し

陽射しは植物の育成にとても重要な要素で、陽射し(日照量、光の強さ)の違いによりベランダで育つ植物が変わってきます。

12月8日のタイムラプス映像
7月28日のタイムラプス映像

2つの動画は私の自宅ベランダで7月28日と12月8日に撮影したものです。

7月28日の動画では、陽射しが一番入り込む時間帯でベランダ手すり壁よりに当たっているのが分かります。
12月8日の動画では、部屋の奥まで陽射しが当たっています。

マンションのベランダは階層や向き、季節や時間帯により太陽の射し込む角度が変わり陽射しが変化します。

もう一つの注目してほしい点は、陽射しの明るさ(強さ)です
7月28日は影がくっきり写っていて、12月8日はそれほどではありません。

真夏の直射日光は植物によっては、葉焼けを起こしてしまうほど強くなります。そのため、陽射しの明るさ(強さ)も考慮してください。

ポイント

・夏と冬の陽射しは必ず把握しましょう
・真夏の直射日光は葉焼けを起こす場合がある

ベランダに射し込む季節ごとの陽射しを把握できると、「明るい日向、明るい日陰、半日陰、耐陰性」など購入した植物の特性で置き場所がわかりますよ😄

ベランダに流れる(空気のながれ)は強すぎても無風でも植物の育成には影響を与えます。理想の風は人が歩く速さ(時速3.5㌔)です。

強すぎる風は、植物のストレスになり成長が阻害されたり鉢の落下の危険がともないます。

強すぎる風対策
  • ラティスや100均のワイヤーネットを使う:適度な風の分散や簡易的な風よけが作れる
  • 不織布を使う:冬の防寒対策や直射日光の日除けにもなる。完全に遮ると群れの原因になるので少し端を開ける
  • 鉢を重くする:鉢底に(レンガや石)を入れると安定します
  • 鉢をまとめて並べる:小さな植物は鉢トレーに並べて置くと通気性と安定性が増します

⚠️ 鉢の落下は下層階の人やモノに危害がおよぶ可能性があるので充分に気をつけましょう。

無風、弱すぎる風対策
  • 水が溜まりにくい鉢の使用:スリット鉢、素焼き鉢、穴開きの鉢を使う
  • 鉢の配置を工夫する:鉢と鉢の間隔を広げる。鉢の高低差をつけて置く

風による空気のながれは、水やり後の蒸れの改善や酸素の供給に重要です。

また、エアコンの室外機から出る風も確認しておきましょう。

真夏のエアコン使用時の室外機から出てくる風は熱風そのもので、無風より空気のながれが必要といっても熱風では枯れてしまいます。

エアコン室外機がベランダ上部に取り付けてあれば熱風が抜けていきますが、そうでない場合はルーバーを取り付けて室外機からでる風を整風してあげましょう。

エアコン室外機から出てくる風を上手にベランダから出してあげると、排出と吸い込みによって空気がながれるようになり別途サーキュレーターなどを設置しなくてもよくなります

雨水と排水

自然に雨がかかる場合

ベランダに雨水が直接かかるか、軒にさえぎられて雨水がかからないかで水遣りや育てる植物がかわってきます。

雨がかかりやすい場合は、3つのことをチェックしてください

  • 直接雨が当たる場所か?(軒があるかどうか)
  • 強い雨が吹き込むことがあるか?(風向きによる影響)
  • どれくらいの頻度で雨があたるか?

3つのチェックに該当する場合は次の対策を行ってください

  • 多湿に弱い植物は軒下や壁際に移動する(多肉植物、ハーブ類など)
  • 鉢の排水をしっかり確保する(スリット鉢、鉢底石、DAISOドントキャットを活用
  • 雨よけシートや簡易温室を設置(長雨対策)
  • 土を水はけのい良い配合にする(赤玉土、鹿沼土、パーライト、バーミキュライトを混ぜる)

ガーデニング初心者に多くある失敗は、ついつい水のやり過ぎてしまっておこる根腐れです

早く可愛く大きくなってほしいという気持ちは、私もそうだったので良くわかります😌

ただベランダで育てる植物は、庭で育てる植物とはちがい小さな鉢の中で水や栄養を補給し成長します。
過剰な水は植物を弱らせてしまうので、雨水が当たるベランダでは以上の対策を行ってください

雨がほとんど当たらない場合

最上階を除くマンションのベランダでは、雨がほとんど当たらない場合が多いのではないでしょうか

雨がほとんど当たらない場合のチェック

  • 完全に屋根の下になっているか?
  • 霧雨や風雨でもほとんど濡れないか?
  • 自動的な水遣りが難しいか?

雨がほとんど当たらない場合は、当然ですが水やりが必要になります。

  • 水切れに強い植物を選ぶ(アガベ、ユーフォルビア、観葉植物)
  • こまめな水やりを意識する(特に夏は注意!)
  • 自動潅水機を設置する
  • 水やりの負担を減らすために、保水力のある土を使う(赤玉土、ピートモス、バーミキュライトを混ぜる)

近年の夏の猛暑は雨がほとんど当たらないベランダでは、砂漠のような状態になり水やりや育てる植物によっては一日で枯れてしまうくらいに深刻になってきました

雨がほとんど当たらないベランダで育てる最初の植物は水切れに強い植物をおすすめします。

水がたまりやすいか

植物を置いている場所に、いつも水たまりがあると植物が健康に育ちにくくなります。

水たまりができる場所のチェックをしましょう

  • ベランダの床に水がたまりやすいか?
  • 排水溝の位置が悪く、水が流れにくいか?
  • 鉢の受け皿に水が溜まっていることが多いか?

水たまりがある場合は、以下の対策を行ってください

  • 排水溝を掃除して水はけをよくする(定期的なゴミの除去)
  • 床にすのこなどを敷いて鉢を浮かせる(通気性&排水アップ)DAISOドントキャットの活用
  • 鉢の受け皿をこまめにチェック&水を捨てる(ボウフラ対策)
  • 底面給水鉢を使う(水を適度に供給しつつ、余分な水を溜めすぎない)

まとめ

雨がよく当たるか、ほとんど当たらないかをチェック

水がたまりやすい場所を特定して対策をする

植物の性質に合わせた配置と管理をする

雨水や水は植物が育つうえで非常に重要な要素です。

雨と水まわりの環境をチェックして、植物が育つ準備をして上げましょう😁

ベランダの温度範囲

次は実際にベランダで植物を育てるうえで最も重要になる季節を通しての温度範囲です。

ベランダごとに温度範囲が変わってくることで、育てる植物(育てやすい植物)も変わってきます。

ベランダの温度範囲を確認し暑さ寒さ対策をして植物を、元気に育てましょう😄

🌡️ 温度範囲:植物に適した環境温度

それでは確認していただきたい4つのポイントをあげます

  • ベランダの日中と夜間の温度差
  • 夏場の直射日光での高温状態
  • 冬場の冷え込みや霜(5℃〜氷点下で室内へ)
  • 植物ごとの耐寒性・耐暑性

4つポイントを確認していただいたら、高温対策低温対策に分けて説明していきます

🛠 高温対策

私の暮らす熊本市の夏は暑く、マンションのベランダの温度は40℃を超えます💦

夏の高温は何の対策もしないでいると、たった一日で植物を枯らしてしまいます。

高温になる前から準備しておきましょう。

準備する高温対策

遮光ネットの設置(30〜50%遮光)

最初から遮光率が高いネットをすると徒長の原因になるので低い遮光率のネットから試してください

鉢の移動(直射日光から半日陰へ)

ゼラニウムなど高温を嫌う植物たちは日陰や半日陰に移動させて夏を乗り切りましょう

打ち水で温度下げ&湿度アップ

打ち水をすると気化熱によって熱が奪われ周囲の温度が下がります。打ち水を行う場合は鉢にかからない様にしてください(鉢に入った水が高温になり根を痛めるため)

風通しを良くする配置

鉢の置き場所はベランダの床だけでなく、植物棚やラティスを使い立体的に置くと風の通りがよくなりますよ

⚠️ベランダの風対策で説明したエアコン室外機の排気対策は、高温対策でも必須です。室外機の排気がベランダ内で循環すると高温と熱風で植物たちはひとたまりもありません (+_+)

❄️ 低温対策

熊本市は盆地なので夏は暑く、冬は氷点下になる日が数日あり低温対策を怠ると寒さに弱い植物は枯らしてしまいます<枯らした過去記事

低温対策

不織布でカバー

1枚の不織布はほどよく光を通し霜や冷気を遮断してくれます。氷点下になるようでしたら2枚重ねにしてください

鉢の位置を壁際に移動して寒風を避ける

ベランダの中心より壁際に鉢を移動させて直接寒風が当たらないようにしましょう。鉢を一箇所に隙間なく集めて置くとより寒風を防げます

発泡スチロールの台に置いて床の冷えから守る

発泡スチロールの他に段ボールも活用できますよ^_^

室内への一時避難(多肉植物など)

氷点下の日が数日間、続くようなら低温に弱い植物は室内に移動させましょう。室内に移動させた場合空気が乾燥するので葉水をしてあげてください
・観葉植物の目安:最低気温が5℃以下になってきたら室内へ
・多肉植物:最低気温が氷点下の予報がでたら室内へ

*私の経験上、霜に直接当たらないように隙間なく不織布でカバーしたらの氷点下には耐えられました。移動が困難な場所では不織布活用も検討してみてはいかばでしょうか

バラなど樹木系の植物は冬の寒さに耐えられますが、草花系や熱帯植物は寒さに弱いので低温対策をして冬を乗り越えましょう

🌱 植物ごとの適温目安

ベランダでよく育てられる植物の適温の目安を表にします

植物名最適温度耐寒温度耐暑温度
熱帯植物20-30°C10°C35°C
ハーブ類15-25°C0°C30°C
観葉植物18-28°C10°C32°C
多肉植物20-25°C5°C35°C

・熱帯植物は寒さに弱いので、冬場は室内管理が基本になります(冬場の室内は乾燥するので湿度と温度管理が重要です)

・ハーブは種類によって耐寒・耐暑性が違う:ローズマリーは寒さに強いがバジルは弱い(樹木系と草の違い)

・観葉植物のシェフレラは生け垣でも育てられているように屋外でも育ちますが、ウンベラータなど一般的な観葉植物は室内管理が良いでしょう

・多肉植物には高温に強い夏型や低温に強い冬型のものがあります。詳しくは下の過去記事を参考にしてください

まとめ(温度管理のコツ)

ベランダガーデニングでは、季節を通したベランダの温度範囲を知ることが、植物を元気に育てる第一歩になります。

日中と夜間の温度差、真夏の高温、真冬の冷え込み——それぞれに合った対策をすることで、植物たちは過酷な環境でもしっかりと応えてくれます。

温度管理は難しそうに感じるかもしれませんが、

☀️ 高温対策(遮光・風通し・打ち水)

❄️ 低温対策(不織布・鉢の移動・室内避難)

など、できることから始めればOK!

まずはご自分のベランダがどんな環境かを観察して、植物たちが快適に過ごせる居場所をつくってあげましょう🌱

【育てやすい植物を選ぼう】

植物を購入する時、「見た目が可愛い」「花が咲いたら綺麗だろうな」「動画で紹介されたお花いいなぁ」と思って植物を選ばれますよね。

ベランダに置いてうまく育たず枯らしてしまったこともあります。

特に気をつけたいのが、自分のベランダ環境に合った植物を選ぶこと

これだけで育てやすさがグッと変わります😊

✅ 植物選びのポイント

住んでいる地域の気候に合っているか?

 熊本のように夏は猛暑・冬は氷点下になる場所では、耐暑性・耐寒性のある植物が育てやすい

ベランダの日当たりや風通しに合っているか?

 午前中だけ日が当たるのか、1日中日光が差し込むかで向いている植物が変わります。

水やりの頻度が生活スタイルに合っているか?

 出張や旅行が多い方は、乾燥に強い植物がおすすめです。

💡3つのポイントをふまえ初心者は花より葉もの植物で強い植物から始めると失敗しにくくなります。

🌱 初心者におすすめ!育てやすい植物5選

ここでは、私が実際に育てている植物のなかで「初心者さんでも育てやすい」おすすめ植物を紹介します👇

【シャコバサボテン(デンマークカクタス)】

特徴:丈夫で花が長く咲く。害虫に強く、株分けも簡単
向いている環境:屋外。(強い直射日光は避ける)
実感度(いちばんおすすめ)

【多肉植物(エケベリア)】

特徴:水やりを忘れてもすぐに枯れない。種類が豊富で見た目も楽しい
向いている環境:乾燥ぎみ(氷点下は室内へ)
実感度:(初心者におすすめ)

バラ

特徴:最近は強健種が多くなって育てやすい。咲いたときの達成感は格別
向いている環境:日当たりを好む。風通しの良い場所
実感度:

シェフレラ

特徴:とにかく丈夫で環境変化につよい
向いている環境:半日陰〜明るい日陰、屋外でも室内でもOK
実感度

【オリズルラン】

特徴:丈夫で乾燥にも強く、子株がどんどん増える。吊り鉢でも楽しめる
向いている環境:明るい日陰、屋外でも室内でもOK
実感度(初心者におすすめ)

シャコバサボテンについて

シャコバサボテンの写真(船内で育てたもの)

乾燥にとても強くて、船の自室で育てている写真のシャコバサボテンは1回の休暇中(25日くらい)水やりしなくても枯れませんでした。(下船直前にたっぷり水をあげています)

株分けもやさしくて、節になっている場所を折ると簡単に外れてそのまま土に刺しておくと発根し根付きます。

開花は12月後半から3月の4ヶ月ほど、赤や白い花を咲かせます。

病気や虫にやられることもなく、非常に簡単に育てられるので特にガーデニング初心者におすすめの植物です。


多肉植物について

多肉植物の写真(自宅マンション)

25日以上の休暇で水をやれなかった時でも、10センチ以上の株になるとほぼ姿は変わらずとても乾きに強い植物です

多肉植物(白牡丹)の写真、落ちた葉から芽が出てきた
多肉植物(月兎耳)の写真、落ちた葉から芽が出てきた

葉押し(葉を取り土にさす)で簡単に増やせます。(写真はポロッと取れた葉を鉢に置いていたら芽が出てきたものです)

多肉植物はバラなどの花木の様に1年で数十センチ大きくなったりしないので、育成スペースが制限される方や形の違うタイプをたくさん育てたい方におすすめの植物です。


オリズルランについて

オリズルランの写真(ランナーあり)

親株から「ランナー」と呼ばれる細長い茎(匍匐茎)が伸び、その先に子株や白い小さな花をつけます。ランナーの先端にできる子株の姿が折り鶴に見えることから「オリヅルラン」と名付けられました

鉢植えやハンギングなど、さまざまなアレンジが可能でインテリアグリーンとしてもおすすめです。

子株は発根しているとランナーから切り分けて土に植えると簡単に増やせます。

根に水を蓄える機能があるので乾燥に強く、更に耐寒性があるので勝手に育ってくれる感覚の植物です。😄

これらの植物は、私の経験上、初心者でも安心して育てられる頼もしい存在です。まずは一鉢、お気に入りの植物から始めてみてみましょう。

🪴 枯らしてしまった経験から学んだこと

おすすめする植物は強くて管理が楽な植物ですが、何もしなくても育つ訳ではありません

次に上げる私の失敗談も合わて植物選びの参考にしてください。


🌞夏の失敗談:ゼラニウム

ゼラニウムの写真(葉が白い)

夏に段々弱って枯らしてしまったのはゼラニウムでした。

春、鮮やかな紅色の花を咲かせて元気に育っていたのに、梅雨が明け猛暑日が続くようになると葉が次第に白くなり
やがて全体に広がってしまいました

株全体の葉が白くなる頃には、水遣りをしても水はけも悪くなりその株は結局枯らしてしまいました…

日中に直射日光が当たりっぱなしで、鉢の中も熱されて根までダメージを受けていたのが原因です。この経験から、「夏の遮光」や「植物に合った土の配合」「水遣り頻度とタイミング」の大切さを実感しました💦

それ以来、高温が苦手な植物は、遮光ネット+半日陰に移動で対策しています。


❄️冬の失敗談:多肉植物

多肉植物(月兎耳)の写真、氷点下の影響でしおれている

おすすめの多肉植物ですが12月後半、多肉植物をベランダに出しっぱなしにしていたら霜に当たって凍傷状態なってしまいました😳

葉に水分をたっぷりためるタイプの多肉は、寒さにとても弱いです(私が冬に枯らしてしまった月兎耳

氷点下になった夜の翌朝には葉がブヨブヨになってしまい、泣く泣く処分することに😢
この失敗から「気温5℃を下回る前に室内へ避難」というルールを作りました。

今では、12月になると天気予報と温度計を毎日チェックしています!


🌱実体験から伝えたいこと

植物にはそれぞれ「得意な環境」と「苦手な季節」があります。

初心者さんは、まずは自分のベランダ環境に合った植物を選ぶことで、失敗がぐっと減ります。

  • 地域の気候
  • 日当たりや風通し
  • 水やり頻度

言われたようにやっているつもりなのに上手くいかないこともありますが、失敗を恐れず育ててください

そんなときは、「どうして枯れたのか」を考えながら育てていくと、植物はきっと応えてくれます。

その成功体験が、ガーデニングをもっと楽しくしてくれますよ😊

【ガーデニング用品を準備しよう】

ベランダガーデニングを始めるにあたって、「何をそろえたらいいの?」かは初心者さんにとって大きな疑問ですよね。

園芸を始めたばかりの頃、私も何を買えばいいのか分からず、園芸店で右往左往していました…。

あれこれ買って後悔するより、まずは必要最低限から始めて、必要に応じて増やしていくのがおすすめです😄

そこで、最初にそろえておくと便利な道具をまとめました👇

🪴 最初にそろえておきたい道具たち

  • 鉢(プランター)  
    植物を植える容器。通気性の良い素焼き鉢スリット鉢がおすすめ。
  • 土(培養土)  
    最初は植物専用の培養土でOK。慣れたら赤玉土や軽石を混ぜたオリジナル配合にも挑戦!
  • ジョウロ・霧吹き  
    口が細いタイプが便利。蛇口がないベランダの場合は延長ホースの活用もおすすめ。(後ほど別記事でご紹介します)
  • スコップ(ミニサイズ)  
    土の入れ替え、植物の移植作業に。100均の小型スコップで十分使えます。(円筒形で先が斜めの形状のものが便利です。
  • 園芸用ハサミ  
    枯れた葉や茎、花を切るのに使います。狭い奥の方を切るのに先が細いものが便利。クラフトナイフでもOK。
  • 手袋  
    ケガの防止や薬剤散布時の保護対策に。ゴム+布製タイプがフィットして作業しやすいです。

ここにあげた最初にそろえておくと便利な道具はダイソーなど100円均一で揃うので気軽に始められてはいかがでしょうか😄

🌿私が実際に使っている便利グッズ

実際に使ってみて「これは便利だった!」というアイテムもご紹介します👇

  • 微細霧吹き:一回のストロークで長く霧吹き出来る(ダイソーのものでも十分使えます)
  • 電動霧吹き:植物の数が増えた時の霧吹きにとても重宝します
  • ピンセット:多肉植物の枯葉を取ったり植え付けなど細か作業に便利
  • 猫よけマット:鉢の下の空間を作ったり、エアープランツの固定に
  • wifi温湿度計:スマホ連動で温度・湿度の変化を見える化。夏・冬の管理に大活躍!
  • 照度計:日照不足や植物ごとの適正な光量の計測
  • 延長ホース分水器:蛇口がないベランダの植物の水やりやお掃除に!⇢使用方法は近日、別記事にてご紹介します

植物の数が増えてくると、安価な道具では強度や耐久性、デザインなど自分の作業に合った道具が欲しくなってきます。

いろんな道具を探すのもガーデニングの楽しみなので「これは便利だったアイテム!」を参考にしていただき自分好みのアイテムを探してみてください😊

ベランダの安全対策と注意点

ベランダは屋外ですが、マンションの共有スペースの延長のような場所です。安全に楽しむためにも、ちょっとした工夫が大切になります。😄

安心してガーデニングを楽しむためにも、以下のポイントは事前にチェックしておきましょう。


🪴 鉢の落下対策

ベランダ棚の植物たちの写真

風が強い日や地震時に、鉢が倒れたり落下したりするのは非常に危険です。

下の階や通行人に被害が出る可能性もあるため、特にマンションの上層階では要注意!

【落下防止の工夫

  • 鉢をベランダの内側・低めの位置に置く
    落下のリスクを減らします。
  • 鉢を重くする(鉢底に石など)
    風や地震で倒れにくくなります。
  • トレーにまとめて安定させる
    複数鉢をトレーで固定するとズレにくいです。
  • ラティスやワイヤーネットで固定する
    吊り鉢も含めてしっかりささえましょう。
ワイヤーネットに固定した植物の写真
ワイヤーネットに固定した植物
ラティスに固定した植物の写真
ラティスに固定した植物

台風シーズン前には、鉢が落下しないように更に固縛するか部屋に移動するか全体を見回しましょう

マンションの規約をチェックしよう

マンションでは、ベランダの使用に一定のルール(制限)がある場合があります。

特に「避難経路の確保」や「外観の統一」に関するルールは、ガーデニングにも大きく関わります。

【よくある注意点】

  • 避難ハッチや排水溝の上に鉢を置かない
  • ラティスやパーテーションの高さに制限がある場合がある
  • 大規模修繕の時に撤去を求められることもあるので、簡単に移動できる配置を意識する

管理規約や管理組合からの案内は一度しっかり確認しておきましょう


🛡️ 万が一に備える「個人賠償責任保険」のすすめ

どれだけ対策をしていても「100%安全」といううことはありません。

強風や突発的な事故で鉢や園芸用品が落下し、下の階や通行人に怪我をさせてしまう可能性はゼロではなく、安心してガーデニングを楽しむために、保険の備えも知っておきましょう。

実際、マンションでは鉢の落下トラブルがご近所トラブルの原因になることもあります。

そんな「もしも」の時に備えておきたいのが、個人賠償責任保険です。


【個人賠償責任保険とは?】

他人にケガをさせてしまったり、他人の物を壊してしまったときに法律上の賠償責任を補償してくれる保険です。

例えば

  • 鉢が落ちて自転車や車を傷つけた
  • 植木鉢が落ちて通行人にケガをさせてしまった
  • 風に飛ばされたラティスが隣家の窓を壊してしまった

こういったケースで、賠償金や修理費を保険でカバーできます。

どこで入れるのか?

個人賠償責任保険は、以下の方法で加入できます

火災保険や住宅保険にセットされているケース

自動車保険の特約として付帯(月100円〜300円程度0)

共済(都道府県民共済、コープ共済など)でも対応あり

実はすでに何かの保険に特約で付いていることも多いので、一度ご自身の保険内容を確認するのがおすすめです。

ベランダガーデニングは心を癒してくれる素敵な趣味ですが、マンションで行う以上は周囲への配慮が大切です。

しっかり対策したうえで、もしもの備えに保険に入っていれば、もっと安心して楽しむことができますよ😊

・補償額は1億円以上が主流

家族全員が対象になるタイプも多い

・月々数百円で安心を得られます。

保険内容を確認すると共に、この機会に保険を見直したいとお考えでしたら補償内容を比べることをおすすめします。

✔ 複数の保険会社に一括見積もり依頼

✔ 今の保険と補償内容を見比べやすい

✔ 個人賠償責任保険付きのプランも簡単にチェック可能

万が一に備えつつ保険料を節約出来る可能性もあります。ぜひこの機会にチェックしてみてください😊


🌱まとめと次のステップへ

ここまで読んでいただき、ありがとうございます😊

この記事では、ベランダガーデニングを始める前に知っておきたい5つのポイントを、私の実体験を交えながらお伝えしました。

この記事でわかったこと

ベランダの環境を知ることが、植物選びの第一歩

育てやすい植物を選べば、初心者でも成功しやすい

最初の道具は100均で十分。気軽に始められる

安全対策と保険の備えで、安心して楽しめる

🌿まずは、ひと鉢から始めてみましょう

ガーデニングは、**知識より「やってみること」**が一番の近道。

最初はうまくいかないこともあるかもしれませんが、それも含めて楽しめたら、きっと長く続けられます。

「失敗しても、経験値が上がった。と思いまた挑戦すればいい。」
そんな気持ちで、まずは気になる植物をひと鉢、お迎えしてみてください😊
植物たちが、あなたを待っていますよ😄

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選定に挑戦してみたい方は
🔗【ウンベラータの先端からしか生えない枝葉をバッサリ】初心者🔰でもできる剪定挿し木

古い葉の管理に迷っている方へ
🔗【オリヅルランの古葉をバッサリ切り落としました】新芽を出させる剪定の仕方

おわりに:読者のあなたへ

このブログは、普段植物を育ててくれている妻や、将来ガーデニングに興味を持ってくれるかもしれない2人の孫娘のために書いています。

でも同時に、これからベランダで植物と暮らし始めたいあなたのためにも、心を込めて書いています。

「やってみたいな」と思ったときが、始め時です🪴🌹🪷

わからないことや気になることがあれば、いつでもコメントやお問い合わせで聞いてくださいね😁

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この記事を書いた人

2018年からマンションの3F南向きベランダで、可愛いミニばらを育て始めてから
毎年少しずつ増えて今ではベランダの半面が植物🪴たちで覆われくらいになりました😄

ベランダ園芸当初はバラを枯らしたり、多肉植物を枯らしたり
最近でも、寒波にやられてゼラニウムと月兎耳(多肉植物)を枯らしたりと

まだまだ試行錯誤の日々が続いていますが、

株増しによってウンベラータやバラ、多肉植物を増やすことが段々できるようになって

園芸が面白くなってきました😊
*挿し木や葉押しができるよになるととても楽しくなりますよ😄*

そんな試行錯誤の中で気づいた事やヒントになったことを綴っています。^_^

ゆる〜く そうだよねぇ〜 って共感して貰えたら嬉しいです。😄

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