冬の女王シャコバサボテン。花びらが特徴的な形で赤と白の花を豪華に咲かせる植物です。
趣味の園芸2025年12月号(シン・昭和の園芸)特集で紹介されました。
花は豪華で美しいけれど、気づけばシャコに似た葉が四方八方にどんどん伸びてしまいベランダを占領していませんか?
限られたスペースでガーデニングを楽しむ場合に、植物の「場所問題」は永遠のテーマですね。
特に成長したシャコバサボテンは、茎(茎節)が垂れ下がり、幅をとってしまいがちです…
本来なら大株にして豪華に咲かせたいところですが、狭いベランダや窓辺(船室)ではそうもいきません💦
そこで今回は、私(機関長)が実践している「開花時期を見越した強めの葉摘み(剪定)」をご紹介します。
「蕾がつく前にそんなにむしって大丈夫?」と心配になるかもしれませんが、大丈夫。👍
この方法なら、場所を取らずにコンパクトな姿のままで花を楽しむことができますよ。
狭い場所でもあきらめない、私(機関長)流のテクニックをぜひお試しください。😊
成長しすぎ?シャコバサボテンが「邪魔」になってしまう理由

シャコバサボテンは、冬の殺風景な時期に鮮やかな花を咲かせてくれるのが魅力です。
シャコバサボテンの成長の仕方は独特です。
平たい茎(茎節)が連なって伸びていくため、成長するにつれて重みで垂れ下がり、鉢の周囲へ大きく広がってしまいます。
狭いベランダや限られた船室スペースでは、この「横への広がり」が悩みどころ。
(写真のシャコバサボテンは狭い船室窓棚を占有してしまい他の植物を覆い尽くしてしまっています💧)
「通路を通るたびに体に当たる」「隣の鉢の日当たりを遮る」…そんな経験がある方も多いのではないでしょうか。
広い場所であれば大株にして良いのですが、スペースが限られた育成場所では少し工夫が必要です。
狭い場所でもあきらめない!「開花を見越した強剪定」

狭いからといって、シャコバサボテンをあきらめる必要はありません。
ここで提案したいのが、開花を見越した強めの葉摘みです。
ただ小さくするためだけでなく、「花芽がつく先端の位置を、コンパクトに揃える」という剪定です。
シャコバサボテンは、秋に新芽の成長が止まり、その先端に花芽をつけます。
この性質を利用し新芽の成長が止まった頃に、伸びた茎節を大胆に取り除く(強剪定する)ことで、株全体をひと回り小さくリセットし、コンパクトに咲かせる準備を整えます。
【実践編】写真で解説!機関長流・剪定のタイミングと手順

それでは、実際の手順をご紹介します。
ただ闇雲にちぎれば良い(剪定)というわけではなく、美しい花を咲かせるにはいつ剪定を行うかが大切です。
剪定のベストタイミングと「短日処理」の視点
コンパクトに、かつ確実に花を咲かせるために私が最も重視しているのが、開花時期からの逆算です。
シャコバサボテンは短日植物の代表格。
短日植物は日が短くなり、夜が長くなることを感じ取って花芽をつけるスイッチが入ります。(花芽分化)
この「花芽形成のスイッチ」に合わないタイミングで葉摘みをすると、今まで通りに大きく成長してしまったり逆に花芽を付ける準備に入っていたら開花量が減ってしまいます..
2025年、昼間時間が夜より短くなる秋分の日は9月23日。
【秋分の日以降になると日長が短くなり短日処理を行えるようになります。】
短日処理について詳しくは、別の記事を近日投稿しますので興味のある方はぜひ読んでみてください。
要するに、「花芽形成が始まる直前に、形を整えて成長を止める」。
これを目指して強剪定を行うと葉の成長は短く花を咲かせてコンパクトに仕立てられるということなんです。
剪定日を確実に見極めたいと考え、私は10月上旬から2日毎に2枚ずつ強剪定して新芽が出るのが止まった茎の強剪定日が新芽と花芽に分かれる日と決めました。
2. 勇気を出して「ねじり取る」位置

茎を境に葉を摘んでひねるとポキっと簡単に取れます
タイミングが決まったら、次は剪定作業です。
ハサミは使わず、茎節のつなぎ目を指でつまみ、くるっとねじって取り除きます(これを葉摘みと言います)。
通常は先端の1〜2節を摘む程度ですが、コンパクトにしたい場合は【 思い切って3〜5節分、あるいは鉢の縁に収まるサイズまで 】強めに取り除いても大丈夫です。
「こんなに小さくして花は咲くの?」と思うかもしれませんが、残った茎の先端が充実していれば、そこからしっかりと花芽が出てきますし、多少ちぎり方が悪くても成長点以外の部分は枯れて外れてきます。😄

全ての茎の長さを揃えるように摘むのが、満開時に美しく見せるコツです。
ねじり取る場合、ポキっとキレイに取り除けなくても大丈夫。
発芽に必要ない部分は1週間後くらいで枯れて外れます。😊
3. 切り取った茎は捨てずに「挿し芽」で増やす

剪定で大量に出た茎(茎節)をそのままゴミ箱へ……というのはちょっと待ってください。
シャコバサボテンは生命力が強く、摘み取った茎を土に挿すだけで簡単に根付きます。
親株はコンパクトに仕立て直し、カットした部分は別の小さな鉢で育て来年、再来年の予備苗として楽しめます。

狭い育成環境(ベランダ)では、一鉢を大きくするのではなく挿し芽で育てた小鉢を増やすと面で花で楽しめますよ😄
剪定後の変化と、待ちに待った開花

強剪定(葉摘み)から28日【 約3数週間 】が経ち、短日条件が満たされると摘んだ茎の先端に小さな丸い花芽が見え始めました。
以前のような垂れ下がったボサボサ感はなく、キュッと引き締まった株に蕾がついた姿は愛らしいものです。
そして、開花の時。

コンパクトな株姿の先端に鮮やかな花が次々と咲く様子は、大株で咲かせたシャコバサボテンとは趣が違い適切な時期に強剪定をしたから味わえる景色です。
狭いベランダや窓辺でも他の植物の邪魔をすることなく、冬にさみしくなるベランダに彩りをあたえてくれます。😊
まとめ
「場所がないから」と植物を諦める前に、その植物の性質を知って手を加えてみてください。
シャコバサボテンの強剪定(葉摘み)は、狭小ベランダガーデナーにとって最強のスペース活用術です。
私(機関長)流のコンパクト仕立てで、スッキリしたシャコバサボテンの花を楽しんでみてはいかがでしょうか。
最後まで読んでいただきありがとうございました。
他にも記事を投稿しているのでそちらもどうぞ御覧ください😊



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